設計・構築はしているのに、なぜか成長している気がしない
設計書を作り、構築作業をこなし、トラブルにも対応している。
案件数もそれなりに経験しているはずなのに、ふとした瞬間にこう感じることはないでしょうか。
「自分は、本当に成長しているのだろうか」
これは決して珍しい悩みではありません。
むしろ、真面目に現場と向き合っているエンジニアほど陥りやすい感覚だと思います。
原因は「経験不足」ではない
この違和感の原因は、経験が足りないからではありません。
多くの場合、原因はもっと単純です。
設計やトラブル対応を「やりっぱなし」にしていること。
案件が終われば次の案件。
トラブルが直れば次の作業。
忙しい現場では、それが当たり前になりがちです。
しかし、その結果として
経験が「知識」や「判断基準」に変換されないまま流れていく
という状態が生まれます。
設定は覚えても、考え方は残らない
たとえば、こんな経験はないでしょうか。
- 前に似た構成を組んだはずなのに、今回また悩んでいる
- 昔自分が作った設定を見て「なぜこうしたのか」が分からない
- トラブルは解決できるが、人に説明できない
これは能力の問題ではありません。
「なぜそう判断したのか」を言語化していないだけです。
設定やコマンドは、時間が経てば忘れます。
しかし、判断に至った理由を言語化していれば、次に活かせます。
成長を感じるエンジニアが必ずやっていること
成長を実感しているエンジニアは、
無意識のうちに次のことをしています。
- なぜこの構成にしたのか
- 他の選択肢はなかったのか
- 次に同じ条件なら、どう判断するか
つまり、結果ではなく「思考」を振り返っているのです。
これは立派な資料やブログである必要はありません。
メモ書きでも、自分用の文章でも構いません。
重要なのは、
頭の中にあった判断基準を、外に出すことです。
このブログでやろうとしていること
このブログは、設定手順を並べる場所ではありません。
- なぜその設計にしたのか
- なぜそのトラブル切り分けになったのか
- どこで迷い、何を基準に決めたのか
そういった 「思考のログ」 を残すための場所です。
正解を断定することよりも、
次に考えるための材料を残すことを大切にしています。
最後に
設計・構築案件をこなしているのに成長を実感できないとき、
必要なのは新しい技術や資格ではないかもしれません。
一度立ち止まり、
自分がどう考え、どう判断したのかを振り返ること。
それだけで、
次の案件の見え方は大きく変わります。
このブログが、そのきっかけになれば幸いです。
— たくはん

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